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クラミジアの治療薬は妊娠中は服用できないので、感染を防ぐことが大事です

2020年03月29日

妊娠中にクラミジアの感染がわかったとき治療を進めていくことが大変で、十分に注意して対応しないと胎児に影響を及ぼすことがあります。妊娠初期の段階だと流産の危険性がありますし、中期以降だと早産の恐れがでてきてしまうからです。クラミジアが影響して陣痛を促進させる物質が活性化してしまうからで、早めに治療を済ませなければなりません。

母親が服用したり点滴を受けたりして薬の成分が体内に入ると、赤ちゃんにもその成分が取り込まれてしまう可能性があります。特にクラミジアに感染したときに使用される薬の中でもテトラサイクリン系やニューキロノン系といった抗生物質は、胎児の骨の成長を一時的に遅らせてしまう可能性があって使用できません。出産後まで影響を及ぼすことがあるため、妊娠中に利用できる薬は限られていることから、早期完治につながらず悪化してしまう恐れがあります。

妊娠すると妊婦健診のときに性病を患っていないか検査をしてくれるクリニックが増えていますが、この段階で感染していることがわかっても少し遅いといえます。妊娠するとホルモンのバランスが崩れて、性感染症を患いやすい体質になるため、妊娠後に感染していないか確かめるのには役立つでしょう。でも限られた薬だけで対応しなければならない状態や、胎児に影響がでる可能性を考えたら妊娠前に感染を防ぐ対応に取り組まなければなりません。

体をきれいに保つことは大切ですが、それだけでは感染予防に繋がりません。クラミジアは性行為で感染しやすい病気であり、赤ちゃんを授かるためにはコンドームを使用できないので、お互いがクラミジアに感染していないことを確認する必要があります。どちらかが感染していた場合は、きちんと抗菌薬を使って治してから子作りを行う必要があります。パートナーが検査をなかなか承諾してくれないときは、妊娠中に母子ともに危険な状態になること、使用できる薬が限られてしまうことを伝えましょう。出産するとき、産道を通る赤ちゃんが感染してしまう可能性もあります。小さな体に発疹がでたりかゆみで泣いたりする姿はとてもかわいそうで、親が責任を持って守ってあげなければなりません。

細菌は目に見えない相手ですが、クラミジアに関する正しい知識を覚えておけば感染を防ぐことが可能です。パートナーと協力しないと予防することは成しえませんから、子作りする前に性感染症について話し合い理解を深める時間を設けるとよいでしょう。